こんにちは!マイマイです。
今回は山形県の歴史と文化を伝える文翔館のご紹介です。
「山形県旧県庁舎及び県会議事堂」は、大正初期の洋風建築を代表する建造物です。
昭和50年まで山形県庁舎として使用されていました。県庁移転後は文化財として保存されることとなり、昭和59年、貴重な遺構として国の重要文化財に指定されました。
貴重な文化遺産として保存するとともに、県民の郷土への理解を深め、また本県文化の振興を図るための施設「山形県郷土館」(愛称:文翔館)として活用することとしており、平成7年に開館し、現在は一般に無料公開されています。
現在の山形県旧県庁舎及び県会議事堂は復原されたものであり、その歴史は長く明治10年に山形県庁舎、明治16年に県会議事堂が建設されました。
しかし、明治44年5月に起こった山形市北大火により両棟とも一度は焼失してしまいました。大正2年に復興工事に着手され同5年に完成したものが現在の山形県旧県庁舎及び県会議事堂です。
文化財に指定されたのち昭和61年から平成7年まで10年の歳月をかけて保存修復工事が行われました。復原工事では解体範囲を最小限にとどめ、極力在来の材料を使用して創建当時の姿の復原を目指し行われました。
漆喰(しっくい)飾天井やカーテン、壁紙、絨毯もできる限り復原することを目指しており当時の様子を伺うことができます。
文翔館の見所を2つご紹介いたします。
正庁
訓示や重要な会議に使われた部屋で内装は特に豪華に作られています。
特に漆喰天井の花飾りは一見の価値があります。
時計塔
優雅な銅板飾りを見事に復原し、時計装置は昔のままのものが使用され、今でも正確に時を刻んでいます。
そのほかにも見所はたくさんありますが今回は特別に360°カメラでの撮影許可をいただいたので実際に360°の映像で歴史ある建物をお楽しみください。
0:43~のベランダからの風景では上を見ると時計塔を見ることができます!
文翔館では建物の一般公開を行うとともに郷土の歴史や暮らしに関する常設展示、復原工事を紹介する映像ホールなどを設けており、訪れた人たちに郷土の歴史を語り継いでいます。
議場ホール、ギャラリー、会議室など建物の一部の貸出を行なっており県民の文化活動の場として多くの人たちに親しまれています。
また、映画「るろうに剣心」のロケにも文翔館が使用されたこともあります。
その他公式ホームページから文翔館の概要や復原の記録のビデオを見ることができます。
公式ホームページ
http://www.gakushubunka.jp/bunsyokan
住所
〒990-0047
山形市旅篭町3丁目4番51号
電話番号
023-635-5500
開館・休館情報
開館時間
9:00~16:30
休館日
第1・第3月曜日(ただし、祝祭日の場合は翌日)
年末年始(12月29日~1月3日)
入館料
無料