広島市立大学は、広島県広島市安佐南区大塚に本部を置く公立大学で、情報学部・国際学部・芸術学部の三つの学部から構成されています。
通常大学祭といえば、野外では、特設ステージでの催し物や屋台、講堂では演奏会などで賑わっている光景を思い浮かべると思います。それだけでも十分楽しめるのですが、しかし、広島市立大学の学祭はそれだけではないんです!
一歩芸術学部棟に足を踏み入れてみると、びっくり!
大学祭のレベルを超えた本格的なカフェや雑貨屋がそこら中に立ち並んでいるのに圧倒されることでしょう。
公立大学に芸術学部があることはとても珍しく、他大学とは少し違った楽しさを味わうことができます。
広島市立大学の大学祭で毎年出店している「金工舎」では、金属造形専攻の生徒達が学内の工房で作った彫金アクセサリーが、「うるうるうるし」では、漆造形専攻の生徒達が作った漆塗りの箸や雑貨が販売されています。
それ以外にも、ボディペイントや、ハンドメイド雑貨店など個性豊かな販売店が、毎年約20店舗以上出店しています。
また、空間デザインやプロダクトを学んでいる立体造形デザイン専攻は、毎年課題の一環として野外で「3Dカフェ」という大規模なカフェを出店しています。そんな3Dカフェが出店した過去のカフェを紹介します。
食と健康の空間をコンセプトに作られた「nomnom」は、テントの中に床暖房を設置。清潔感のある暖かい空間で普段取れない栄養価の高い特製スープを提供しました。
立ち食いカレー「ガラムマサラ」は、怪しい巨大なのれんをくぐると、長いカウンターで会話が飛び交うアットホームな屋台のような空間!甘口と辛口2種類の本格カレーを提供しました。
さて今年の「3Dカフェ」は、「結 -musubi- 」。どんな店舗なのか楽しみですね!
すべてのカフェは、メニューの開発やロゴから、建材の組み立てまで、すべて学生同士で会議し進めていきます。
生徒たちがここまで大学祭に本気になれるのは、日々の制作で身につけた技術を存分に発揮できるチャンスだからなんですね。
今年の大学祭は、11月5日(土)・6日(日)に開催予定!
今年も多くの個性的な店舗が準備に取り掛かっています。
世界に一つだけのお気に入りのハンドメイド雑貨を見つけたり、カフェでおいしいケーキとコーヒーを飲みながら素敵なひと時を過ごす大学祭も楽しいですよ!
カフェ・雑貨屋を出店予定の生徒達からも、紹介の動画が届いています。
尾道産の無花果を使った料理を提供する「ノンフルール」や、安芸高田市産の鹿肉を使った料理を提供する「シカニクカフェ」など、地元広島ならではのものも食べられる機会なので、ぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか?