先日、「知らないとまずい!?東広島市出身の応援したくなるアーティスト」で
紹介した広島のシンガーソングライター神南昌一さん。
実は記事内でも紹介した360度MVは、僕も撮影に関わっています!
本日は、神南さんに、MVを撮影を終えての感想を聞いてみました。
実際の会話を文字起こししましたので、会話形式でお楽しみください!
MV撮影上の秘話が聞けます!神南さんファン必見です!
神南さん、お久しぶりです。Re少年のMVを撮影したのは8月頃でしたから、結構時間が経ちましたね。あれから何か反響はありましたか? | |
お久しぶりですね。撮影時期は本当に暑い季節でしたから、時の流れの速さを感じます。その節は有難うございました。 MVですがファンの方から沢山の反応を頂いていますよ。これまで観て楽しむだけだったものが自分も体験できるわけですからね。僕もたまに見て、いつも違う発見に楽しませて頂いています(笑)。 |
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それは良かったです!反応があったと実際にお聞きすると、撮影した僕も嬉しくなります。360度どこを見るかで映像の見え方が変わってくるので何度か見て見るのも、このMVの楽しみ方ですよね! 話は少し変わっちゃいますが、これまではどうやって自分の曲を宣伝してこられたんですか?やっぱり動画を撮影してYouTubeで配信されていたんでしょうか? |
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そうですね。楽曲の宣伝のためにミュージックビデオを作ってYouTubeやSNSを使ってアピールしたりはずっとしていました。ただ、年間で400組近くのアーティストがメジャーデビューするこの日本で従来とは違う何か新しいコンテンツを模索・提示していく必要があるということはずっと考えていましたね。 | |
音楽といえど、YouTubeなど動画配信サービスの流行により映像の重要性も増してますよね。 | |
はい。映像は重要だなって感じます。ただ、いまや映像ありきの音楽とまで言われるような時代になった反面、音楽家としては音楽の力はそんなもんじゃないんだぞ!という反発する気持ちが無いわけではないんですけど(笑) | |
(笑) | |
まあ、音楽評論家のような格好良いことを言いましたが自分は音楽を作って歌うことしか出来ないので、宣伝という部分に関してはほとんどきちんと出来てなかったように思います。 | |
そこで、たまたま僕らが出会い、今に至ったわけですね! | |
はい、僕らが出会ったのは確か7月でしたよね。【サツキ.ユメ.カフェ】でお会いした時に夢や生き方に対する価値観について話した時に少し変わった方だと思ったんです。実は(笑)。 | |
どこがですかー?(笑) | |
何だか合理的だと思いました。一言で言えば…そう!ホリエモン(笑)。自分が生きてきた中で周りにそういった方がいなかったので目新しさというか刺激を感じました。 | |
堀江貴文さんですか。嬉しいですね!憧れや尊敬とは違いますが、純粋にすごい方だなって思います。僕も負けてられません!って、僕の話は良いので、今回撮影した動画について話しましょう。 | |
そうでした(笑) |
神南さんとの出会いは文中にもあったサツキ.ユメ.カフェです。
実は、このサツキ.ユメ.カフェはライターの一人でもあるゆりぽが開いているイベントです。そのイベントのゲストが神南さん、360度動画の撮影者として参加していたのが僕といった関係でした。
サツキ.ユメ.カフェについては、ゆりぽ本人に、どういったイベントか説明を聞いてきました。
サツキ.ユメ.カフェ
そこでゆりぽが開き始めたのが
です。
僕らの運命的な出会い(笑)から、では360度動画を撮ろうという展開になりましたが、結構苦戦しましたね。 | |
そうなんです。多くのミュージックビデオがドラマのように起承転結があったりするものだと思うんですが、VRにはズームイン/アウトといった概念がないじゃないですか。 | |
基本的にはカメラの位置は動かしませんからね。360度全方位撮影しているのでカメラを動かすと、動かす人が写っちゃいます。 | |
なので映像にどう表情を付ければ良いのかとストーリーを作る上でとても難しさを感じましたよね。 撮影よりも、撮影の打ち合わせの方が時間がかかったような気がします(笑)。 |
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結局は、神南さん自身が、走ってカメラに近づく、遠のくことで、ズームイン/アウトを表現しました。 | |
はい、楽曲冒頭の台詞にあるとおり「走る」ということをテーマに広島市内をとにかく走って走って走りまくりましたね。これはこれで躍動感ある作品になったように思います。楽曲のイメージにもぴったりですし、ところどころコスプレした神南が出演するという演出も個人的には好きです。あれは一体誰の案だったんでしょうね(笑)。 | |
神南さんが勝手にドン・キホーテで買ってきただけです。誰も何も言ってないです(笑)。 | |
(満面の笑み) |
コスプレした神南さんを動画から探して、神南さんにどこどこにいましたーって伝えてあげると、きっと喜ばれると思います。せっかくコスプレしたのに無反応だと悲しいですからね(笑)。
あとは、広島の皆さんには馴染みのある場所での撮影でしたよね。何か印象に残っている場所はありますか? | |
やはり、「マツダZoomZommスタジアム」じゃないでしょうか!今年は広島東洋カープの優勝もあって盛り上がっていましたから。朝からチケットを求める列が出来ていて熱を感じましたね。その中で全力疾走をするのはなかなか恥ずかしかったです(笑)。しかも誰かさんのミスで5回以上全力疾走しましたから!あそこだけで1000メートル近くは走ったと思いますよ(笑)。 | |
誰ですかね?(笑) | |
あとは楽曲冒頭の「みなと公園」も印象に残っています。神南が四方に走っていくんですけどVRの特性を上手く活かせたんじゃないかなあと思います。楽曲に込めた意味合いとしても道はひとつだけじゃないというニュアンスが出せたと思っているので個人的には印象に残っている場所です。 | |
このシーン、四方にいる神南さんを確認するにはスマートフォンを色んな方向に傾ける必要がありますからね!VRの最大の特徴である360度視野を上手く活かせたと言えると思います。 | |
このシーン以外にも基本的にすべて、360度視野があるということは意識して撮影しました。アフロ姿の神南を探すためにも、色んな方向へスマートフォンを傾ける必要がありますね。 | |
また、シーンごとに服装も変えてますよね!そういった細かなところもチェックしながら見てほしい作品ですね!他に何か、ここを見てほしいってのはありますか? | |
今回のミュージックビデオには歌詞も映像として入れたいと僕がお願いしたんですけど、立体的に動いてゆく歌詞にも注目してもらいたいですね。360度、VRゆえに映像のインパクトが強すぎて歌詞が伝わらないということではシンガーソングライターとして本末転倒になってしまうので歌詞を通して「Re少年」に込めたメッセージが伝わると嬉しいです。 |
360度MV “Re少年”
今回のVRを使った撮影は、神南さんにとって新しい挑戦だったと思います。撮影前と撮影後でのVRに対する考え方の変化、そしてVR撮影を終えた今感じる今後の展望を最後にお聞かせください。 | |
一言でいうととてもクリエイティブだと感じています。さっきも言ったんですけどこれまでの撮影スタイルとは全く異なるので「どんな風にしたらどんな作品が出来るのか。」という試行錯誤がありますよね。 また、VR×○○といったようにVRと何をコラボレーションするのかで新しいものが生まれるんじゃないかという期待感があります。そんな可能性を秘めているのがVRだと思います。 |
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VRには僕も非常に期待感を持っています。色んな企業さんがVRに参入しており、DMM.comさんも最近新しいサービスをはじめられました。そのサービスでも、今回のRe少年を閲覧できますよね。(サービスはこちら。無料動画として閲覧できます。動画の内容はワンダフルモーションにアップされている動画と同じです。) | |
改めて映像の持つパワーというものを感じています。悔しいですが(笑)。 ただVRは映像というよりもその場に自分がいるようなリアルな感覚を「共有」できることが魅力なんですよね。そういう意味では音楽も一緒でどれだけファンの皆さんと感動を共有できるかが大切になっていくと思います。自分の今後の活動の中で「共有」というテーマを意識しながら音楽を作っていきたいです。 |
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「共有」、確かに今後のテーマになりそうですね。ところで、神南さん。その素敵なおひげはなんですか?(笑) | |
イメチェンしてみました(笑)。というのは半分冗談で半分本気なんですけど実は来春4月30日に地元東広島でオーケストラコンサートを 行うんですよ。それに向けて、紳士で大人な神南をお届けてきたらなと思って今回はこんな衣装にしてみました。 |
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紳士=ひげ、なんですね(笑)それはさておき、オーケストラコンサートについて、もっと詳しくお聞かせください! |
こうして対談は終わりました。
みなさん、いかがでしたでしょうか。動画だけでは分からない撮影までの流れや撮影時の工夫を知ることで、より神南さんが一生懸命走っている姿を応援したくなったのではないでしょうか。
この360度MVのRe少年は、走る、が一つのキーワードの曲であり、まさにMV内で神南さんは走りぬいたわけです。
そして、今故郷東広島で、新たな挑戦に挑み、走りぬこうとしています。
最後に神南さんから、
来春4月30日に開催されるオーケストラコンサートについて、コメントを頂きました!
私、神南昌一は多くの方々の応援により、
音楽を続けて参ることができました。
CDのリリースだけではなくプロ野球公式戦での国歌斉唱や、
映画の主題歌制作など貴重な経験もさせて頂きました。
これらは応援して下さっているファンの皆さま、
サポートをしてくれる人たちのおかげで御座います。
さて、今後さらなる飛躍を目指すとともに、
大切な「ふるさと」である東広島を盛り上げるため、
この度2017年4月30日に「東広島芸術文化ホールくらら」にて
コンサートを開催することにしました。
いつの時代も私たちを楽しませてくれる音楽ですが、
その在り方は聴くだけではなく「共有」するものへと移り変わってきています。
例えばそれは、ライブです。
一瞬一瞬で表情を変える声色や楽器の音色、
さらにはステージを華やかに彩る照明、そして皆様と泣き笑いして作り上げる一体感。
その「奇跡」と「感動」を共有出来るのはライブのほかありません。
そんな一生の思い出に残るようなコンサートを
応援して下さるファンの皆様と創り上げたいと思っています。
希望と感動溢れるコンサートをお届けしますので是非ともお誘い合わせの上、お越し下さい。
皆様とお会いできるのを楽しみにしております。
神南昌一