島根県ライターのマイマイです。
前回は松江城を紹介しましたが,
今回は松江城に行ったことがある人なら必ず目にしたことがある白い洋館、「興雲閣」(こううんかく)について紹介します!
興雲閣は、明治35年(1902)12月に着工し、翌36年(1903)9月に完成しました。
当初、明治天皇の行在所に使用する目的でつくられました。
このような経緯があり作られた建物なので外装、内装共に豪華な造りとなっています。
興雲閣は建物そのものの持つ歴史と魅力を生かした新たな活用のため平成25年度から行ってきた保存修理工事が完了し、平成27年に一般公開となったため、新たな観光資源としても注目を集めています。
興雲閣は建物の作りが全体擬洋風建築となっており、さらに全面白塗りの建物なのですが、その見た目の美しさと、この建築物が松江城の敷地内にあるというインパクトの大きさは計り知れません。
松江城に行ったことがある人なら絶対目にしているはず!
そして中をのぞいてみると
なんと床一面赤の絨毯!
入るのがためらわれますね…
興雲閣 #島根県 #松江 #theta360 – Spherical Image – RICOH THETA
言葉だけでは伝わりきらないので動画で豪華絢爛な興雲閣をご覧ください!
建物は二階建てとなっており、一階には展示室とカフェ、二階には大広間と貴顕室があります。
展示室は様々な企画展が開催されており、展示物が入れ替わるので何度きても楽しめます。
二階の大広間は最大150人が収容できるかなり広いスペースです、普段は特に何もおいてはありませんが、なんとこの大広間、レンタルできるのです!
基本料金は1時間あたり2083円(税込)となっています、迎賓館の一部を借りてちょっとしたイベントなど開催できちゃいます。
その他この大広間にはピアノが置いてあるのですが、このピアノはクラウドファンディング(インターネットを通じて不特定多数の人から資金を集める仕組み)で再生された100年前のチェコ製でもので「ノヴィー」の名で多くの人に親しまれています。
また、一階の喫茶店「亀田山喫茶室」は建物の作りをそのまま活かした店内で、落ち着いた雰囲気の中でいつもとは違うカフェタイムを過ごすこともできます。天皇のために作られた建物で飲むコーヒーは少しリッチな気分を味あわせてくれるかも!?
興雲閣は年中無休で一般開放されており、観光資源とともに松江市民の憩いの場となっています。松江城を訪れた際に是非一度足を運んでみてはいかがでしょうか?